世間を賑わせている(?)持続化給付金。5月も終わりが近づき、ようやく入金ラッシュになっているようです。そんななか、前回の記事でご紹介した申請者にも入金があったようです。しかし、実際は素直に喜べない状況なんだとか。
持続化給付金の入金が遂に!
5月14日に申請した持続化給付金がようやく入金されました。
これでとりあえず生き延びることができます!
今までに確定申告をしていなかったので、はじかれるのを覚悟していましたが
100万円の持続化給付金のおかげで事業を継続できます。
まだ確定申告をしていない人は、まずは急いで確定申告を!
持続化給付金の申請やってみた!確定申告していなかった男の末路は?
不備メールは1回届きました
持続化給付金の申請でなにかと問題になっているのが「不備メール」。
不備メールの内容はさまざまですが、特に問題なのは白色申告者の以下の部分。
「売上減少の対象月の前年度売上額」
これを見ると、普通の人は「売上減少の対象月」が2月なんだから「前年度売上」を
記載する項目も「前年度の2月」と考えるのが普通でしょう。
しかし、白色申告者の場合、ここの項目には「前年度の年間事業収入÷12」の金額を入れなければなりません。
これをしないばかりに不備メールが届く人が続出しています。
なんと説明が不親切なことか。。。
売上台帳はこれで通りました
Twitter上やいろいろなサイトで売上台帳に申請者の名前の記載が必要と書かれていましたが
必ずしも必要ではないようです(チェックする担当者によって見るべきポイントが違うかも)。
実際に申請したのは以下の画像の通りで、売上台帳ではなく「取引調」として経費なども合わせて記載し、事業者名は書かないで提出しました。
いろいろな情報を眺めていたら「不備メール確定」だと思っていましたが、見逃されたのかもしれません。
これから申請する人は、事業者名を記載し、余計な経費は記載せずに売上の詳細だけを記入し、最下部に売り上げの合計金額を記入するのが良いと思います。
まだまだ未入金の人は多いよう・・・
5月29日14時30分時点では、未入金の報告もたくさん見られます。
特に多いのは5月1日の申請で、いわゆる「初日申請組」といわれる方々ですね。
なぜこのような事態になったのかは諸説ありますが
Twitter上で言われているのは、事務局側のデータロスト。
5月1日に申請開始となり、申請が集中したためサーバーがパンクしてデータが消失したと噂されています。
これに対して中小企業庁では「データロストの事実はない」としていますが
ではなぜ持続化給付金を初期に申請した人たちの入金が遅れていて、10日以降に申請した人たちが続々と入金されているのでしょうか。
謎すぎます・・・
これでは事業を持続できない人が続出するのが目に見えていますよ。。。
持続化給付金の大きな問題
持続化給付金の対応は持続化給付金事務局が行っていますが、その委託先は「一般社団法人 サービスデザイン推進協議会」です。
この組織は民間団体といわれていますが、実際は経済産業省の内局により創設された官製の組織です。
しかも、サービスデザイン推進協議会は外注や委託を行っています。
今回の持続化給付金についても、経済産業省から委託された事業を再委託して外部へ回しているのです。ちなみに、財務省や総務省は再委託を禁止していますが、経済産業省はOKなのでしょうか。
驚くのはその金額です。サービスデザイン推進協議会では、国から769億円で持続化給付金事業を請け負ったとされています。
事業費の97%は再委託として外部企業へ流れるということらしいですが、外部先とは、あの株式会社電通です。
トラブル続出 コロナ「持続化給付金」を769億円で受注したのは“幽霊法人”だった
東京新聞◆給付遅れるコロナ「持続化給付金」 769億円で受託した法人の不透明な実態 https://t.co/h1wUk3Q6bQ 「実際の給付作業は、大手広告会社の電通や人材派遣会社のパソナが設立した一般社団法人「サービスデザイン推進協議会」に業務委託」※またパソナと電通か。
— deepthroat (@gloomynews) May 28, 2020
安倍首相と電通については、何かと黒いうわさが飛び交っていますよね。
想像したくないですが、今回のコロナウイルスで国民が苦しんでいるのに、自分たちは利権をフル活用して私腹を肥やしているとしたら・・・
まさかね・・・。
コメント