持続化給付金の申請やってみた!確定申告していなかった男の末路は?

制度

話題の持続化給付金。法人は200万円、個人事業主は100万円ということで、新型コロナウイルスの影響で危機的状況になっている我々の助けとなるありがたい制度です。今回は、無申告の状態から持続化給付金の申請をしたAさんの体験談を紹介しますので、まだ申請が済んでいない方の参考になれば幸いです。

 

確定申告していなくても持続化給付金の申請はできる?

新型コロナウイルスの影響で仕事が急激に減り始めた3月。

このころは「まぁ何とかなるでしょ!」と軽く考えていましたが、4月になるとほぼ仕事がない状況に陥りました。

持続化給付金の存在は知っていましたが、そもそも確定申告をしていない状態。

これから確定申告をして給付金を申請しようと考えましたが、延滞税やら無申告加算税やらがあるらしく、怖くて二の足を踏んでいる状態でした。

ネットの情報を調べたところ、どうも信ぴょう性のある情報が見当たらない。

確定申告をしたあとに給付金の申請をすればいい。というのは何となくわかりましたが、本当にそんな都合の良い申請が通るのか疑問に感じていました。

そこで、近所の税理士さんに質問を。

今までの状況と持続化給付金を貰いたい旨を正直に話しました。

すると「全く問題ない。早く過去の確定申告も済ませて給付金を申請しましょう!」との力強い答え。

これで迷いは吹っ切れました。

 

 

確定申告で必要になった書類

初めての確定申告だったので、何を用意したら良いのかわからず、意を決して税務署に相談してみました(税理士に相談するのを忘れていました)。

対応してくれた税務署員はとても親切な方で、必要な書類を丁寧に案内してくれました(後日電話した際の担当者はぶっきらぼうでしたが)。

必要書類は、収支内訳書、印鑑、身分証明書、マイナンバーがわかる書類、公共料金や保険料などの支払い証明書、経費として使用した金額がわかるものなどの指示を受けましたが、わからないのが収支内訳書です。

税務署員の話では「収支内訳書がわからなければ、収入を証明できるものやレシート、領収証などを持ってきていただければ説明を受けながら作成できます。」と優しい回答でした。

とはいえ、今後のことも考えて、できるだけ自分でやってみたいと思ったので、曲りなりに収支内訳書と帳簿をつけて、なんとか作成できました。

 

 

いざ税務署へ!

新型コロナウイルスの影響で確定申告できる期間は延長されていたので、4月20日に電話して5月半ばに予約ができました。

予約した日時に到着すると、ほどなく担当の署員に案内されて確定申告を行う部屋に通されました。

そこには数台のパソコンが用意され、担当者と一緒に確定申告を行うようにセッティングされています。

これまで確定申告をしていなかった理由などは一切突っ込まれることなく、スムーズに進んだので驚きとともに拍子抜けでしたね。

確定申告は思いのほかスルスルと進み、1時間弱ですべて終わりました。もちろん事業収入で申告でした(実際は、ほとんど署員の方がやってくれました)。

すべての計算が終わった段階で20万円以上の延滞税が発生していることがわかりましたが、背に腹は代えられない状態。

しかも、これが日本国民として真っ当に生きるためのキッカケとなるタイミングです。

たとえ、持続化給付金を申請できないとしても後悔はしません(強がり)。

・・・

確定申告を終わったところで確定申告の控えを確認したところ、給付金の申請に必要な「収受印」がないことに気が付きました。

署員に「持続化給付金を申請したいのですが、収受印がなければダメらしいんです。ここでは収受印を押してもらえないのですか?」

と確認しました。

すると「〇〇さんは、電子申請の扱いですので受信通知を添付して給付金を申請してください。マイナンバーカードがなければ受信通知を確認できないので、まずはマイナンバーを取得してください。」

??????

マイナンバーを取得?

今から?

1カ月以上かかるらしいけど?

これは想定外!確定申告をするとその場で収受印をもらえると思っていたのに・・・

でも、何も知識がなく、食い下がる度胸もないので、税務署を後にしました。

(このままではヤバイ・・・何とかならないのか・・・)

と思い、確定申告をした税務署とは別の税務署に確認してみました。

すると「第一表の右上に、受付日時と受付番号があれば持続化給付金の申請はできますよ。給付金の申請要領に書いてあります」とのこと。

お?そうなの?知らなかった!

これで問題は片付いた!

あとは持続化給付金を申請するだけ!

そう思いウキウキしながら自宅に戻りました。

 

 

いよいよ持続化給付金の申請!

早速パソコンを立ち上げ、持続化給付金を申請。

持続化給付金の申請要領(申請のガイダンス)を見ながら行ったので特に悩む箇所はありませんでした。

持続化給付金 申請要領

サクサクと入力して、ザックリと確認して申請ボタンをポチっとして申請完了!

あとは入金を待つだけです。

強いて言えば、ネット銀行の口座情報の取得はわかりづらいと感じました。

楽天銀行なのですが、どこのページをアップすれば良いのか明確に書かれていないので

とりあえずトップページを印刷しましたけどどうなんでしょうね?

 

 

申請後にミスが発覚!不給付にはなりませんよね?

申請後、改めてTwitterの情報を眺めていたら、情報に不備があってメールが届いたとの報告がいくつか見られました。

ふーん、へぇ~、と思いながら今一度自分の申請内容を確認していたら・・・

複数のミスが発覚・・・

あろうことか住所の入力を間違えている・・・市町村の入力忘れという初歩すぎるミスが!

さらに、確定申告第一表の控えに自分のハンコを押していない・・・

さらにさらに、2020年の対象月の売上帳に経費も記載している(申請要領には「売り上げを記載」と書いていた)

あ~あ、せっかく申請したのに、これでは入金されるまで遅くなりそうだ。

給付要件には当てはまっているので、不給付になることはないと思うのですが

生活が厳しくなってきている状況なので、見逃して早めに振り込んでくれませんかね~

ともあれ、2週間程度で何らかのアクションがあるようです。いきなり不給付になることはなく、まずは不備や確認の連絡があるとのことなのでその点は安心。

一旦、持続化給付金を申請したことは忘れて、仕事で収入を得ることにシフトチェンジです!

 

無申告の人は確定申告を急いで!

持続化給付金を申請したいけど、確定申告を今までしていなかったという人は意外と多いと思います。

飲食店、水商売、風俗業、Webライターなど、ネットの情報を見ていると、さまざまな業種の人が確定申告をしないまま生活しているように感じました。

でも、確定申告をすれば持続化給付金を申請できるのであきらめてはいけません。

確定申告をすれば延滞税やら無申告加算税やらが発生しますが、それは致し方ないところです。

そもそも、日本国民は納税の義務があるのですから、これを良い機会にして確定申告を済ませて持続化給付金を申請しましょう。

無申告の人でも、新型コロナウイルスの影響による収入減少を証明できるなら、この制度は人生を変えるキッカケになるはずです。

 

 

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