2020年4月27日のニュースでは、コロナ倒産が100件超え、完全失業率は2.5%という数字がありました。世の中、本当にどうなってしまうのでしょうね。このようなときだからこそ、自粛期間を有効活用したいものですね。
経済のV字回復はあるのか?
私たちの生活が大きく変わった2020年。新型コロナウイルスは、人の命を奪うだけでなく私たちの仕事も奪いました。しかも、人と人との関わり合いを遠ざけさせ、経済破綻を招いた新型コロナウイルスの影響はどれだけになるのか計り知れません。
「景気はV字回復する!」などと適当なことを言う経済評論家もいますが、多くの人は楽観視していないでしょう。落ち込んでしまった景気を元に戻すことが難しいのは、リーマンショックで経験しているはずです。
とはいえ、バブル景気からの経済崩壊と感染症による経済崩壊では、違いがありそうです。世界を見ると、4月半ばから徐々に経済活動を正常に戻そうとする動きが見られることを考えても、V字回復とまではいかなくても、それなりに戻りそうな気もします。
企業倒産はどんどん増える?
もっとも、国の経済対策が適切なものであるのがベースにあり、みんなが経済を盛り上げるために立ち上がるのが前提だとは思いますが。
なにせ、働こうにも会社が倒産してしまって職場を失った人もいるでしょう。4月27日のニュースでは、いわゆる「コロナ倒産」が100社にも上ったそうです。
私の知人の会社では、いままでは事務所を構えていましたが、コロナウイルスの影響で全社員を在宅勤務に切り替えました。
その結果、わざわざ社員が会社に出社しなくても会社が機能することがわかり、事務所はレンタルオフィスに引っ越し、人員削減も行うのだとか。
このようなケースは、きっと日本各地で見られるのでしょうね。今年は働きたくても働けない人が多くなり、失業率が増えるのも致し方ないところでしょう。
失業率は右型上がりの様子
気になったので完全失業率を調べてみたところ、2019年12月の完全失業率は2.2%、2020年1月と2月は2.4%、3月は2.5%と微増しています。また、4月28日時点の求人倍率は1.39倍と下落しています。
このくらいならまだ大丈夫だと思いたいところですが、問題はこの後です。
4月の緊急事態宣言を受けて、全国的に活動自粛を始めてからというもの、企業規模にかかわらず運営が苦しめられています。ニュースでは従業員の解雇や派遣切りなどの言葉を聞く機会が増えてきました。
本当に失業者があふれ、求人情報がグッと減ってくるのはこれからです。
コロナウイルスが終息したとしても、企業には新規に雇用する体力がなくなっているかもしれません。
今できることを前向きに!
新型コロナウイルスの影響はいつまで続くか誰にもわかりません。
夏が過ぎるころには一気に感染者数が減り、ウイルス自体もなくなっているかもしれませんし、来年になっても状況の改善が見られないかもしれません。
だからといって、悲観しながら暮らしている暇はありません。
コロナ自粛はいつか終わりがきますし、そのときには経済の回復に向けて大きな動きあるのは間違いないでしょう。そのときの波に乗り遅れないように、情報をしっかりとキャッチしたり、新たなスキルを身につけたりするなど、前向きな気持ちで過ごしたいものですね。
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