仕事を辞めたいという新入社員の方へ

仕事を辞めたい新入社員仕事の悩み

仕事を辞めたいと思うのは新入社員に起こりがちですが、誰でもあり得ることです。特に毎年5月から6月にかけて新入社員にとって悩みのタネになるであろうことの一つが、この仕事を辞めたい気持ちです。今回は、仕事を辞めたい気持ちからどう切り替えるべきかを考えてみましょう。
仕事を辞めたい新入社員

仕事を辞めたいと思う新入社員の衝動は何故起きる?

仕事を辞めたい新入社員の気持ちは一体何処から湧いてくるのでしょうか。

多くの方は社会人になったものの、いざ働いてみたらイメージと違ったということが主な理由だと思います。少しは職場に慣れてきて、仕事の仕方が見えてくると、就職前に抱いていたイメージ通りに行かないことも分かってきて、理想と現実のギャップに悩まされることになります。

このときに、それを飲み込めると仕事を辞めたい気持ちを抑えられ、また頑張れるはずですが、壁にぶち当たると仕事を辞めたい気持ちが高まってしまいます。これが働き始めてちょうど3ヶ月くらいになる5月から6月くらいに起こりやすくなるのです。しかも、仕事を辞めたいと思う新入社員の気持ちは8月くらいにも再び訪れますが、それについてはまた別の機会に書こうと思います。

また、新入社員が仕事を辞めたいと思う衝動は以下の場合でも起こりやすいものですよね。

 

給料にまつわる仕事を辞めたい気持ち

新入社員の多くは学生時代にアルバイトを経験しているでしょう。そこでは勉強そっちのけで働いてたくさんの給料をいただいていた方も多いのではないでしょうか。そのような方ほど、社会人になったときに給料が安いと感じて仕事を辞めたい気持ちになりがちです。また、職場の評価制度や福利厚生なども最初に聞いていた話と違うということもありがちで、仕事に対するモチベーションを上げるにはお金に関することは特に重要でしょう。

人間関係にまつわる仕事を辞めたい気持ち

新入社員が仕事の壁にぶつかりやすい事柄には人間関係もあります。当然ながら、社会人になって働くようになれば周りとのチームワークが必要です。1日の中で3分の1は仕事をする時間ですが、そこには相性が合う合わないがありますから、仕事を続けていくのが難しくなり、辞めたい気持ちが押し寄せてくる方もいるでしょう。

仕事内容にまつわる仕事を辞めたい気持ち

面接のときや内定をもらったときに聞いていた仕事内容と違っていたと感じる新入社員は少なくないようです。望む仕事内容ではなかった場合に、いっそのこと退職して新たな職場で自分の能力を発揮したいと思う方も多いでしょう。配属された部署が自分の性格に合わなくて辞めたい気持ちになるというのもありがちな話ですね。
このように、新入社員が仕事を辞めたい気持ちは多くありますが、これらの気持ちにはどのようにして対処すれば良いのでしょうか。

 

『なぜ』仕事を辞めたいのか考えてみましょう

新入社員が仕事を辞めたい気持ちになるのは人それぞれで違うものですが、その気持がどこから来ているのかを真剣に考えてみましょう。

給料、人間関係、仕事内容などそれぞれで理由はありますが、本当に辞めなければならない、辞めて次の職場で解決できるのか考えるのです。冷静に考えると、一つの考えが浮かんできます。給料が良くて人間関係も良く、あなた自身が望む仕事内容という職場は本当にあるのでしょうか。

そのような職場はあるかもしれませんが、見つけるのはとても困難だと言わざるを得ません。多くの方は現在の職場に何らかの不満を抱きつつも、それを飲み込んで働いています。そこには様々な想いがあるからでしょうが、世の中の職場はどこも同じだという気持ちがあるからなのでしょう。

これは何とも後ろ向きの考え方ですが、現実を見ていて、ある意味正しい考えとも言えるでしょう。給料、人間関係、仕事内容などは辞めても解決できない可能性が高く、それよりは現在の職場でどうすれば解決できるかを考えてみることが先です。

まだまだ若い新入社員なのですから、辞めるのはその後でも十分に間に合います。

 

先輩や上司に相談してみよう!

まだまだ働き始めて間もない新入社員は、職場の先輩や上司から見たら『お客さん』状態です。

仕事のイロハもまだ分かっていない中で、毎日言われた仕事に右往左往する方も多いでしょうし、あまり注意を受けることもないかもしれません。

そのような環境で、お互いの気持や考えが分からないまま仕事を続けていると不安が募ると思いますが、それは先輩や上司も同じ道を辿って来ているはずです。

そこで、思い切ってあなた自身が悩んでいることを相談してみるのも良い方法です。忙しそうな先輩社員、話しかけにくい印象の上司でも、実はあなたが悩んでいることは自分に照らし合わせて分かっていて、相談にやってくるのを待っているのかもしれません。相談をすることで悩みが晴れたり問題が解決するというのはよくある話です。

ちょっとした勇気を出すことで仕事を辞めたい気持ちから解き放たれるかもしれませんよ。

 

それでも仕事を辞めたいなら

色々と考えた結果、どうしても仕事を辞めなければ今の問題が解決できないというのであれば、残念ながら退職をするしかありません。しかし、問題は次の仕事です。

新入社員でありがちな退職が、次の職場を決めずに辞めてしまい、フリーターになってしまうこと。最初は2週間くらい休んでから仕事を探そうと考えていたのに、気づいたら1ヶ月が過ぎ、3ヶ月が過ぎ、やがてフリーターとして全く思いもしなかった仕事をしていたということも有り得る話です。

そのため、退職を決意したら在職中に転職活動を始めましょう。先の見えない生活ほど怖いものはありませんから、切れ目なく働ける状態を整えたいところです。

これは、なかなか若いときには分からないところですが、10年後、20年後になって『あの時辞めなきゃ良かった』『無職の期間を作らなきゃ良かった』と思う方も少なくありません。本当に仕事を辞めて転職したことで成功したという方は多くないというのが現実です。

転職を決意したなら、この点についても十分に意識して行動して欲しいと思います。

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