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履歴書「志望動機」と「希望欄」で採用を掴む!書き方の基本とNG例【アルバイト・就職】

履歴書「志望動機」と「希望欄」で採用を掴む!書き方の基本とNG例【アルバイト・就職】
加藤政則(かとうまさのり)




履歴書を書くときに「志望動機」と「希望欄」ってつい後回しにしがちでは?

でも実は、この2つの欄こそが採用担当者の“人物像チェックポイント”なんです。

アルバイトや就職・転職活動で履歴書を提出する場面は多々ありますが、どう書くか次第で印象がガラッと変わるんですよね。

この記事では、履歴書の中でも特に大事な「志望動機」と「希望欄」について、アルバイト志望の方・就職活動中の方それぞれに向けた書き方のコツやNG例を徹底解説します!

1. 履歴書の「志望動機」と「希望欄」は採用への第一歩!

履歴書の「志望動機」と「希望欄」は採用への第一歩!

どんな仕事でも、履歴書は「自分をアピールする名刺」のようなもの。

その中で、「志望動機」と「希望欄」は、応募者の考え方や価値観、働く意欲や生活スタイルがにじみ出る部分です。

ここを押さえると印象アップ!

  • 志望動機では「なぜここで働きたいか」「自分がどんな貢献をできるか」を具体的に
  • 希望欄では、現実的かつ働きやすさを両立した条件を明記する

空欄だったり、ふんわりした書き方だと「やる気がないのかな?」とマイナス印象を与える可能性も…。

逆に、しっかり書けていると「この人、ちゃんと考えてるな」と評価がグッと上がりますよ。

履歴書を書くときの基本ポイントは以下の記事で詳しく解説しています。

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2.【アルバイト編】履歴書の志望動機と希望欄の書き方

【アルバイト編】履歴書の志望動機と希望欄の書き方

アルバイトの場合、志望動機や希望欄は「ざっくり」でいいと思われがち。

でも、応募書類に“ちゃんと考えて書いてくれてる感”があるだけで、採用担当者の目に留まりやすくなります



そもそもアルバイト探しに困っている方は、以下の記事もご覧ください。

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2-1. アルバイトの志望動機:正直な気持ちを簡潔に伝えるのが基本

履歴書の書き方に正解はありませんが、「自分の目的が相手に伝わるかどうか」が重要です。

NG例

  • 「家が近いです」だけ
  • 「お金が欲しいから」だけ
  • 空欄や「特になし」は絶対NG!

OK例とポイント:

  • 学費を稼ぎたい場合
     例:
     「大学の授業料の一部を自分で負担しており、安定した収入を得たいと考えたため応募しました。」
  • 社会勉強をしたい場合
     例:
     「接客を通して、社会人としてのマナーやコミュニケーション力を身につけたいと考えています。」
  • 興味のある分野の場合
     例:
     「飲食業に興味があり、将来カフェを開業する夢があります。そのために、接客やキッチン業務を経験したいと考えました。」
  • 生活費のため
     例:
     「家庭の事情でアルバイト収入が必要なため、週3日以上働ける職場を探しておりました。」
  • 目的+その背景(理由)を簡潔にまとめる
  • ポジティブな表現を使う(例:「学びたい」「経験したい」)

2-2. アルバイトの希望欄:働きやすさをアピール&確認

希望欄は、採用担当者に「この人はうちのシフトに合いそうか」「希望条件が合うか」を見られる履歴書の項目です。

NG例

  • 「特になし」
  • 「できれば土日休み希望です」など曖昧な記述

OK例とポイント:

  • 曜日・時間の具体記載  「平日(月・水・金)の17:00~22:00、土曜は終日勤務可能です」
  • 週の勤務日数や希望時間帯  「週3~4日、1日5時間以上勤務希望です」
  • 扶養内勤務など制限がある場合  「扶養控除内での勤務を希望します(月収目安8万円以内)」
  • 休みの希望がある場合  「日曜は学業の関係で出勤できませんが、他曜日は柔軟に対応可能です」
  • 条件は明確に。あいまいな表現は避ける
  • 難しい条件でも「協力できる姿勢」を見せると印象アップ

3.【就職編】履歴書の志望動機と希望欄の書き方(転職・未経験含む)

【就職編】履歴書の志望動機と希望欄の書き方(転職・未経験含む)



就職活動においては、履歴書の「志望動機」と「希望欄」が“選考突破の鍵”になることも多いです。採用担当者は、応募書類から「この人と一緒に働きたいか」「自社に合っているか」を読み取ろうとしています。

書き方次第で、あなたの“やる気”や“将来性”はちゃんと伝わります!

3-1. 就職の志望動機:熱意と将来性を具体的にアピール

3-1-1.【転職の場合】これまでの経験を活かし、貢献できることを具体的に

ただ「共感しました」では弱い! あなたの「経験」と「実績」をしっかり盛り込んでいきましょう。

NG例
  • 「御社の理念に共感しました」
  • 「安定していそうだから」
  • 条件は明確に。あいまいな表現は避ける
  • 難しい条件でも「協力できる姿勢」を見せると印象アップ
OK例とポイント:
  • 前職での業務内容・実績を数字で伝える
     例:「営業職として月間200万円の売上を継続達成。顧客対応力を活かし、御社でも貢献できると考えました」
  • 応募職種で活かせるスキルや強み
     例:「Excelを用いたデータ分析が得意で、社内レポートの自動化にも取り組んできました」
  • なぜこの会社なのか?も言語化する
     例:「御社のBtoB事業に魅力を感じ、今後は法人顧客との長期的な関係構築に力を入れていきたいです」
  • 経験・スキル・成果は必ず「具体的」に書く
  • 自分がどのように役立てるかを想像して書く

3-1-2.【未経験の場合】ポテンシャルと意欲を伝える

未経験職種でも、応募理由に「納得感」と「やる気」があれば、しっかり評価されます

NG例
  • 「前から興味がありました」
  • 「なんとなく向いてると思ったから」
OK例とポイント:
  • なぜその職種に興味を持ったのか?を丁寧に
     例:「接客アルバイトの経験を通して、人と関わる仕事のやりがいを感じ、営業職に興味を持ちました」
  • 他職種で得た経験・強みをどう活かすか
     例:「未経験ではありますが、事務職としてのPCスキルや書類管理経験を活かせると考えています」
  • 入社後にどう成長したいかも示す
     例:「仕事を通じて資格取得にも挑戦し、専門性を高めていきたいです」

注意点: 「稼ぎたい」「安定したい」など正直な気持ちを書くときは、“なぜそう思ったか”の背景や理由を添えて、ポジティブに表現することが大切です。

3-2. 就職の希望欄:入社後のミスマッチを防ぐために

「希望欄って何を書けばいいの?」という声は多いですが、条件や希望を整理しておくことで、企業とのミスマッチを防げる大事な項目です。

NG例

  • 「特になし」
  • 「お任せします」

OK例とポイント:

  • 給与に関する希望  例:「経験・スキルに見合った条件での相談を希望します(前職では年収◯万円)」
  • 勤務地に関する希望  例:「自宅から通勤可能なエリア(◯県△市まで)での勤務を希望します」
  • 配属先や業務内容の希望  例:「営業職を希望していますが、顧客対応を重視する部門であれば柔軟に対応可能です」
  • どうしても譲れない条件がある場合  例:「親の介護の都合上、勤務は9:00〜17:00の間で希望します」
  • 一般的な書き方:  「貴社規定に従います」も問題ありません(特にこだわりがない場合)
  • “譲れない条件”と“柔軟に対応できる部分”を分けて書くと親切
  • 曖昧にせず、できるだけ数値や具体的表現を使う

4. 履歴書の志望動機・希望欄を書く際の共通の注意点

履歴書の志望動機・希望欄を書く際の共通の注意点

アルバイトでも就職でも、「書き方」だけじゃなく、“読み手への伝わり方”を意識するのがコツです。

以下のポイントは、履歴書のどの項目にも共通して大事なチェック項目。提出前にしっかり確認しましょう!

志望動機・希望欄を書くときのチェックリスト

  • 誤字脱字がないか(うっかりミスは信頼性ダウン)
  • 全体的に丁寧な字や言葉遣いか(印象は言葉で変わる)
  • 内容が具体的で分かりやすいか(ふわっとした表現は伝わらない)
  • 応募先企業の“求める人物像”を意識しているか(企業のWebサイトや募集要項もチェック!)
  • 嘘や誇張した内容を書いていないか(面接でバレます…)

採用担当者は「この人と働くイメージが持てるか」で判断します
→ 履歴書は“自分プレゼン資料”です!

応募先企業の名前は書き方に注意!以下の記事も参考にしてください。

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応募先企業の敬称は履歴書作成に必須!
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5. Q&A:履歴書の志望動機・希望欄に関するよくある質問

Q&A:履歴書の志望動機・希望欄に関するよくある質問

Q1. 【志望動機が書けない】どうしても思いつきません。どうしたらいい?

大丈夫、誰もが一度は悩むポイントです!

志望動機が思いつかない場合は、「なぜこの求人に目が留まったか」を紙に書き出してみましょう。

たとえば以下の視点がヒントになります:

  • 通いやすい立地だった
  • 勤務条件がライフスタイルに合っていた
  • 業種や仕事内容に少しでも興味を持った
  • 知人が働いていて、職場の雰囲気を知っていた

そのうえで、「働くことで得たいもの」「なぜ今その仕事を選ぶのか」を一文にまとめると、自然な志望動機になります。

✅ポイント
「◯◯だから応募した+△△を学びたい/貢献したい」
→この型で書くとスムーズです!

最近は履歴書作成ツールも活用が進んでいます。

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Q2. 【希望欄に給与】希望年収や時給を書いてもいい?

結論から言うと、“書いても問題ありません”。

ただし、表現には注意が必要です。

NG例:

  • 「時給1,200円以上でないと働けません」
  • 「希望年収500万円。以下はお断り」

OK例:

  • 「御社の給与規定に準じてご相談させていただければ幸いです」
  • 「前職での年収を考慮し、年収400万円程度を希望しておりますが、ご相談可能です」

企業としても“給与交渉の余地”を感じられる記載は好印象につながります。

また、「求人票に給与幅がある場合」や「経験者採用」であれば、希望額を伝えるのは自然な行為です。

Q3. 【アルバイト志望動機】「家が近いから」って正直に書いてもいいの?

正直さは武器になります。ただし、“理由づけ”がポイントです。

「家から近い=通勤が楽=長く働けそう」「遅刻・欠勤のリスクが少ない」というプラス材料として伝えましょう。

NG:

  • 「家が近いから」
  • 「自宅から5分です」

OK例:

  • 「自宅から近く、天候に左右されず通勤できるため、安定的に長期勤務できると考え応募しました」

✅採用担当者は「すぐ辞めないか」を重視しています。
→だからこそ「近所=定着が期待できる」という伝え方が効果的!

Q4. 【未経験の志望動機】経験もスキルもないけど、どう書けばいい?

未経験の場合は、「なぜその仕事に興味を持ったのか」「どんな努力をしたいと思っているか」が鍵になります。

たとえば:

  • 「未経験ですが、◯◯の経験を通して、××の力が身についたと感じています」
  • 「これから△△の勉強も始める予定です」など

ポテンシャル+前向きな学習意欲を伝えることで、好印象を与えられます。

また、別業種での経験を“共通スキル”として活かす視点も有効です(例:接客→営業、人とのやり取りが得意など)。

Q5. 【履歴書全体】注意すべきポイントは?

履歴書を書くときに必ず意識したいのは「伝わりやすさと印象の良さ」。

✔ チェックすべきポイント

  • 誤字脱字や文法ミスはないか?
  • 項目の空欄が多くないか?
  • 読みやすい字や配置になっているか?
  • 企業名・職種名を正しく書いているか?
  • 言葉遣いは丁寧か?(敬語の誤用に注意)

面接官は「この人の履歴書、読みやすいな」と思った時点でプラス印象を持っています。
履歴書は“自分のプレゼン資料”だと考えて、丁寧に仕上げましょう。

6. まとめ:履歴書の志望動機と希望欄で、あなたらしさを効果的にアピールしよう!

「履歴書の志望動機と希望欄って、やっぱりちゃんと書いたほうがいいんだな…」
この記事を読んで、そう感じていただけたなら嬉しいです。

実は採用担当者は、その人の考え方や姿勢、働く意欲をこの2つの項目から読み取っています。

どんなに素晴らしい職歴があっても、空欄だったり一言だけだったりすると、「やる気がないのかな?」とマイナス印象になってしまうことも…。

だからこそ、あなた自身の“言葉”で伝えることが大切なんです。

職歴の書き方は以下の記事も参考にしてください。

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🔍 この記事のおさらい

  • 志望動機は、「応募理由」と「あなたの強みや思い」をセットで書くと効果的!
  • 希望欄は、「条件」だけでなく「柔軟な姿勢」や「前向きな意欲」をプラスすると◎
  • アルバイト、就職、転職、未経験…それぞれに合った書き方がある!
  • “伝わるか”を意識して、履歴書の完成度を高めよう!

履歴書は、あなたの“第一印象”を決める大切なツールです。

例文を参考にしつつ、自分の言葉でしっかりとアピールすれば、きっと採用につながります。

「この人に会ってみたい」と思わせる履歴書を、一緒に目指していきましょう。

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転職×副業ナビゲーター
こんにちは、キャリアハンターです。 働き方が多様化するこの時代、自分に合った仕事やキャリアの選び方に悩む人も多いはず。 このブログでは、転職、副業、スキルアップ、資格取得など「仕事にまつわるリアルな情報」を発信しています。 人材業界出身で、数百人のキャリア相談を受けてきた経験を活かし、役立つ知識や裏話をお届け中。 あなたの“次の一歩”を見つけるヒントになれたら嬉しいです。
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